今回は、「jq」ライブラリを使用したJSON(JavaScript Object Notation)形式データをソートする方法を紹介します。
「jq」ライブラリは、JSON形式のデータをさまざまな形式に変換することができるライブラリです。使用する場合は、ダウンロードした実行形式ファイルを実行することで処理できます。
「jq」ライブラリの公式サイトには、次になります。
検証環境
検証に使用した環境/ライブラリを次に記載します。
- OS
- バージョン:Windows 10
- OSビルド:19043.1083
- jq
- バージョン:1.6(Windows版:64bit)
インストール方法
「jq」ライブラリの公式サイトから、実行形式のファイルをダウンロードします。ダウンロードは、次のサイトから実施してください。
OS別に実行形式ファイルがあります。今回は、Windows環境で実行するためのファイルをダウンロードします。検証したときにダウンロードしてきたファイル名は、「jq-win64.exe」になります。
使用方法
「jq」ライブラリは、コマンドプロンプトから実行します。ソートするための実行方法の例は、次のようなになります。
$ jq-win64.exe --sort-keys
オプションに「--sort-keys」を指定することでソートすることができるようになります。
文字列を指定して実行する
文字列を指定してソートするための実行方法は、次のようになります。
$ jq-win64.exe [options] --args <jq filter> [strings...]
実行例は、次のようになります。
$ jq-win64.exe --sort-keys .
{
"one": "1",
"two": "2",
"three": "3",
"four": "4"
}
出力例は、次のようになります。
{
"four": "4",
"one": "1",
"three": "3",
"two": "2"
}
オブジェクトのキー情報を使用してソートされていることを確認できました。
ファイルを指定して実行する
ファイル名を指定してソートするための実行方法は、次のようになります。
$ jq-win64.exe [options] <jq filter> [file...]
実行例で使用するためのファイル内容は、次のようになります。
{
"one": "1",
"two": "2",
"three": "3",
"four": "4"
}
実行例は、次のようになります。
$ jq-win64.exe --sort-keys . example.json
出力例は、次のようになります。
{
"four": "4",
"one": "1",
"three": "3",
"two": "2"
}
オブジェクトのキー情報を使用してソートされていることを確認できました。
まとめ
「jq」ライブラリを使用してJSON形式データをソートして出力する方法を紹介しました。
参考資料
「jq」ライブラリの公式サイト