「Eclipse + Apache Tomcat」でアプリケーション開発中に起動しないなどの事象を解決するため、Apache Tomcatのログを確認したいことはないでしょうか。
今回は、「Eclipse + Apache Tomcat」でログをコンソールに出力する方法、ログファイルの出力先の確認方法を紹介します。
検証環境
検証に使用した環境/ライブラリを次に記載します。
- Pleiades All in One Eclipse
- バージョン:2020-09
- Apache Tomcat(以降は、tomcatと記載します)
- バージョン:8.5.56
ログ出力(コンソール)
tomcatのログをコンソールに出力するための設定をしていきます。次の手順で「実行構成」の画面を表示します。
- 「メニュー」から「実行」を選択して、「実行構成」を押下します。
- 左側に表示されている一覧から「Apache Tomcat」を選択して、対象のtomcatの構成を選択します。
選択すると次のような画面が表示されます。
表示された画面の「引数」タブを選択すると次のような画面が表示されます。
「VM引数」の入力欄の末尾に次の内容を追加します。改行は使用しないで半角スペースで区切って追加してください。
-Djava.util.logging.manager=org.apache.juli.ClassLoaderLogManager
-Djava.util.logging.config.file="C:\eclipse\2020-09\tomcat\8\conf\logging.properties"
-Djava.util.logging.config.fileに指定している、C:\eclipse\2020-09の箇所はeclipseのインストール先に変更してください。
ログ出力(ファイル)
tomcatのログファイルは、次の場所に作成されています。
workspace/.metadata.plugins\org.eclipse.wst.server.core\tmp0\logs
複数サーバを設定している場合は、tmp0の数字が連番になります。ログファイルの出力先が異なることがあるため、サーバごとの設定を次の手順で確認します。
- 「サーバー」ビューから対象のサーバを選択して、Enterキー、または、ダブルクリックする。
- 「概要」タブの「サーバー・ロケーション」の「サーバー・パス」にディレクトリ情報が記載されています。
まとめ
「eclipse + tomcat」を使用して、tomcatログのコンソール出力/ファイル出力方法を紹介しました。