今回は、wgetコマンドを使用して指定したURLのファイルをダウンロードせず、コンソール(標準出力)に結果だけを表示する方法を紹介します。
検証環境
検証に使用した環境/ライブラリを次に記載します。
- wget
- バージョン:1.12、1.20.3
検証時の結果は「1.20.3」で確認した結果を記載しています。
実行方法
ファイルをダウンロードせずに結果を表示する、wgetコマンドの実行方法は、次のようになります。
$ wget -O - https://example.com
オプションの「-O」は、ダウンロードするときの出力先を指定するために使用します。ファイル名として「-」を指定することでコンソール(標準出力)に変更することができます。
実行例
wgetコマンドの実行方法と実行結果例は、次のようになります。実行結果の例は文章がながいため省略した内容を記載しています。
$ wget -O - https://example.com
...中略...
--2024-12-12 22:02:29-- https://example.com/
...中略...
Saving to: ‘STDOUT’
...中略...
<!doctype html>
<html>
<head>
<title>Example Domain</title>
...中略...
</body>
</html>
...中略...
2024-12-12 22:02:30 (96.2 MB/s) - written to stdout [1256/1256]
ファイルのダウンロードではなくコンソール(標準出力)に取得した結果を表示できることを確認できました。
まとめ
wgetコマンドを使用するときにファイルをダウンロードする方法を紹介しました。接続確認などファイルダウンロードが不要な場合に使用してみてください。