今回は、Pythonでインストール済みのパッケージの依存関係を確認する pipdeptree の使用方法を紹介していきます。
検証環境
検証に使用した環境/ライブラリを次に記載します。
- Python
- バージョン:3.9.6
- pip
- バージョン:21.1.3
- pipdeptree
- バージョン:2.10.2
インストール方法
pip を使用して pipdeptree をインストールします。インストールするためのコマンドの実行方法は、次のようになります。
$ pip install pipdeptree
使用方法
インストール後は、pipdeptree コマンドで依存関係を確認することができます。コマンドの実行方法は、次のようになります。
$ pipdeptree
実行例
pipdeptree コマンドを実行してインストール済みのパッケージを確認します。コマンドの実行方法と実行結果例は、次のようになります。
$ pipdeptree
pip==21.1.3
pipdeptree==2.10.2
setuptools==56.0.0
依存関係のないパッケージのみをインストールしている場合は、このような表示になります。
次は、依存関係が存在する requests パッケージをインストールして実行結果を確認してみます。次のコマンドを実行してパッケージをインストールします。
$ pip install requests
インストール完了後、pipdeptree コマンドを実行して依存関係を確認します。コマンドの実行方法と実行結果例は、次のようになります。
$ pipdeptree
pip==21.1.3
pipdeptree==2.10.2
requests==2.31.0
├── certifi [required: >=2017.4.17, installed: 2023.5.7]
├── charset-normalizer [required: >=2,<4, installed: 3.2.0]
├── idna [required: >=2.5,<4, installed: 3.4]
└── urllib3 [required: >=1.21.1,<3, installed: 2.0.3]
setuptools==56.0.0
今回は、requests パッケージが依存関係を持つことを確認することができます。
まとめ
Python でインストール済みの依存関係パッケージを確認するための pipdeptree のインストール方法と使用方法を紹介しました。
参考資料
- pipdeptree